カナダ国立公園自然保護ボランティアの体験談が届きました!

カナダと言えば大自然!その大自然の中でボランティア活動ができるのを知っていましたか?カナダの有名な大自然の一つ、カナディアンロッキーでは毎年5月から9月頃まで国立公園の自然保護に関するボランティアプログラムが開催されていて、留学生でも参加することができます。バンフやレイクルイーズなどの観光地を中心にボランティア活動をしていくこのプログラムに参加したYukaさんから体験談が届きましたのでここで紹介していきます。

体験談 – Yukaさんの留学プラン、留学までの流れ

Yukaさんは、カナダの国立公園での自然保護ボランティアに参加することを目指してGO AND SEEの相談を重ねながら準備を進めました。以下は、その具体的なステップです。

国立公園自然保護ボランティア体験談Yukaさん

ステップ1 – ボランティア参加のための電話インタビュー

お問い合わせの時点でレイクルイーズの国立公園自然保護ボランティアに興味があるとご連絡をいただいたYukaさん。その時点では英語試験のスコアなどは特に持っていなかったため、まずはプログラム参加に十分な英語力があるかどうかを判定してもらう電話インタビューから進めましょうということになりました。電話インタビューでの担当者との会話からYukaさんの現在の英語力を確認しました。英語力はボランティア活動を行うために重要なスキルのひとつのため、プログラム内で求められるレベルに達するために今後どのような学習が必要かを丁寧に確認し担当者からアドバイスをもらいます。

ステップ2 – 1ヶ月ほどの事前英語学習の必要判定

インタビューの結果、ボランティアに必要な英語力を確保するために、1ヶ月ほどの事前英語学習が必要という結果が出ました。Yukaさんはこの結果をふまえて、英語力向上のためのプランを立てることになりました。

ステップ3 – 英語力準備プランを考える

Yukaさんの場合はカナダの滞在期間を長くすることが難しかったため、「日本で独学で英語を勉強する」ことに加え、カナダに渡航後、バンクーバーにある語学学校「Tamwood」にて一般英語コースを3週間受講することにしました。この2つの取り組みにより、ボランティア活動に必要な英語力を着実に準備していきます。

ステップ4 – ボランティアと語学学校の申し込み、渡航準備

ボランティアの参加時期、そこから逆算して3週間の語学学校の時期が確定したので、学校とボランティアプログラムへの申し込み。Tamwoodでの語学研修と合わせてホームステイも申し込み。その後ボランティア先へはカルガリーへのフライト、そしてカルガリーからレイクルイーズまでのシャトルバスを手配をしていきます。

※ビザに関して

今回のプログラムに参加する際、Yukaさんは観光ビザ(ビザなし)で渡航しました。この1ヶ月間のプログラムに参加するには、特別な就労ビザなどは必要なく観光ビザ(ビザなし)での参加が可能です。

ステップ5 – 留学開始!語学学校 Tamwood での一般英語3週間の受講

バンクーバーで3週間の一般英語コースを受講。語学力だけでなく様々な文化背景のクラスメイトや友人と繋がりを作り楽しめる時間。さらにホームステイもしながら。ボランティアに向けて英語やコミュニケーション能力に磨きをかけ、体力面も充実させていきました。

ステップ6 – 国立公園での自然保護ボランティア活動(1ヶ月)

語学学校での研修を終えた後、カナダの国立公園で1ヶ月間の自然保護ボランティア活動に参加。ここでは、自然環境の保全や動植物の保護活動に携わり、現地のスタッフや他のボランティアと協力しながら充実した時間を過ごされました。

国立公園 自然保護 ボランティアに参加したYukaさんの体験談

以上のステップで入念に準備を行うことでスムーズにボランティアプログラムをスタートされたYukaさん。実際に参加してみてどのような時間を過ごされたのか、経験をシェアしてくださったので紹介します。まずは少しだけYukaさんからいただいた写真を紹介します!

※以下の体験談はご本人の言葉をそのまま掲載しています。


ボランティア参加を決断した理由・きっかけ?

国立公園自然保護ボランティア参加を決意したきっかけがあれば教えてください!

語学留学先を探していたときにGO AND SEEさんのサイトを見つけて、これだ!と思いました。大自然の中での環境保護ボランティア、野生動物に会える、色々な国の人たちと仲良くなれる、生きた英語の勉強ができる、メンタルも身体も鍛えられると自分好みの要素がいくつも重なっていて、すぐに申し込みました。

カナダ渡航前に準備

カナダのボランティアに参加するにあたってしたことなどはありますか?

面接時に身体を鍛えておくように強く推奨されたので、できるだけ毎日歩き、階段を使ったり簡単な筋トレをしたりしていました。登山靴も履き慣らしておくようにとのことで、ハイキングにも行きました。英会話の勉強もしましたが、もっとしておけばよかったです。

ボランティアの活動

どのような活動に取り組みましたか?どんな経験や成果がありましたか?

スキー場の敷地内のごみ拾い、ベンチやテーブル、柵などの補修(サンディング・ペインティング)、国立公園内のトレイルハイキングなどが主な活動内容でした。毎日が素晴らしい絶景の連続で、スキー場の敷地内には野生動物が暮らしており、ゴンドラからグリズリーベアの食事風景を見ることができたり、仕事場にビッグホーンシープの群れが現れたこともありました。強い日差しの下での作業はけっこうきついですが、体力もつきますしボロボロだったものを復活させることができた達成感があります。

ボランティアの仲間とは毎日朝から夜までほとんど一緒に過ごし、家族のように仲良くなりました。一日中英語漬けで、グループで話すことも多く、私は聞き取るので精一杯でグループトークではあまり思うように話せなかったのですが、遠慮せず積極的に会話に参加していけばもっと英会話力が上がったのかなと思います。 スキー場にはいろいろな国の方が働いていて、同じ棟で寝泊まりしているので、話しかけると次に会った時にもちょっと話しかけてくれたり、手を振ってくれるようになったりして楽しかったです。

White Hornビストロ
White Hornビストロ

一番印象に残った場所

ボランティア中に訪れたお気に入りの場所はありましたか?ここは見に行くと良いおすすめの場所があれば教えてください?

モレインレイク
モレーン・レイク

たくさんありますが、アイスラインとスコーキートレイルでのハイキングがとても楽しかったです。モ レーンレイクへは電動自転車で行ったのですが、途中の景色もよくバッテリーをがっつり使えばそれほどきつくないと思います。普段はあまり甘いものは食べませんがバンフのビーバーテイルは美味しかったです。バンフのSushi Bistroの寿司ブリトーのテイクアウトは安くて美味しくて食べやすいのでおすすめです。

スコーキー・トレイル
スコーキー・トレイル

滞在中の衝撃・サプライズ

カナダに渡航する前には予想していなかったことや、驚いたことはありますか?現地滞在中に予想外の出来事や状況に遭遇した経験を教えてください。

なかなか日が暮れないので、夕焼け空や月や星を眺めることがほとんどなかったです。雨が降らず強い日差しが続いた後に山火事が起きて、空にスモークがかかり太陽が赤くなり、スモークで山が見えなくなった日もありました。スキー場から17キロ先の湖で山火事が起きたときは、避難準備をしておくようにという連絡が入り、ドキドキでした。

山火事の影響で赤くなった太陽
山火事のスモークで赤くなった太陽

カルチャーショック

カルチャーショック体験はありましたか?文化や習慣の中で興味深かったものは何ですか?

ハイキングのときに犬を連れている人がけっこう多いです。山の中でもタンクトップ短パン、普通のス ニーカーで歩いていたりとか。店員と客など、知らない人同士の挨拶や会話が長いなーと思います。日本と比べてプラスチックが削減されていて、日本ももっと頑張れるのではと思いました。スキー場の周辺はタクシーが走っていないのでバスに頼るしかないのですが、ロームのバスの時刻表の見方が難しく、ドロップオフオンリーの場所でも運転手によって乗せてくれたり乗れなかったりすることもあり、判断に悩むことが多かったです。

滞在中のチャレンジと乗り越えた方法

滞在中、ボランティア中、困難なことはありましたか?どのように乗り越えたか教えてください。

ペイト・レイク
絶景のペイト・レイク

最初のうちは英語が早すぎてほとんど聞き取れず苦労しました。事前のオンライン研修が途中で進まなくなり、会った時に聞こうと放置していたら、オリエンテーションの際のテストは全然分からないし、後から一気に終えようとしたら数時間かかってしまい本当に大変でした。また、特に最初のうちは分からないことが多すぎて、何をどう聞こうか考えているうちに次々と状況が進んでいくので話についていくのが大変でした。話が終わった後や作業中にどうしてもの部分を他のメンバーに確認しながらなんとか凌いでいました。文章を考えていると間に合わないので、単語だけになってしまってもいいのでとにかく確認することが大事だと思います。

自然保護 ボランティア経験による成長と変化について

ボランティアの経験を振り返り、どのような点で自己成長や変化を感じましたか?

人の話を聞こうとする忍耐力と、体力がつきました。フットワークはもともと軽い方でしたが、よりフッ トワークが軽くなり、やろうと思ったらわりとすぐ動けます。いろいろな国の人と自分との違いを感じるとともに、共通する部分もたくさん見えたので、より親しみが持てるようになりました。アジアや日本人に対する見方も色々あるんだなと感じたので、自分が知っている日本の良さをもっと海外の人たちにも知ってもらいたいし、日本の人たちにももっと現実を知ってもら いたいと思うようになりました。

スコーキー・トレイル
スコーキー・トレイル

帰国後の生活や仕事について

帰国後の生活や仕事に変化はありましたか?ボランティアや現地での経験が与えた影響があれば教えてください!

去年、登山したときは疲れすぎて二度と無理かもしれないと思いましたが、帰国後に同じような標高と距離の山に登ったら最後まで元気に歩くことができたので、ハイキングの計画がたくさん浮かぶようになりました。国内だけでなく、海外のあんなところも歩けるかもしれないと、夢が広がりました。

これから留学を考えている人へのメッセージ

今、留学を検討している人へ向けて、留学経験者としてアドバイスやメッセージをお願いします!

ボランティアに参加されたYukaさん
ボランティアに参加されたYukaさん

体調管理に気をつけていたおかげで最後まで元気でした。食事と睡眠の質をキープし、強い日差しの下で活動する際は日焼け止めを塗り帽子とサングラスは必須、首の後ろもガードした方がいいと思います。洋服と下着は速乾性の高いものを選び、レイヤーをうまく使ってこまめに調節することで体にかかる負担を減らせます。1か月あるので、日々の積み重ねがけっこう効いてくると思います。私はだいたい20キロ以上歩くと足の裏にマメができてとても痛かったですが、だんだん足裏が強くなるようで、最後のハイキ ングでは大丈夫でした。ガーニーグーという保護クリームと登山用靴下がおすすめです。英語はネイティブのスピードのリスニングに慣れておくといいと思います。一通りの質問の仕方と答え方、あいづちがすぐに口から出てくるようにしておくのと、自己紹介、自分の好きなジャンルのネタを英語で伝えられるように準備しておくといいと思います。なお、私のスマホの契約では国立公園周辺の主要な道路と町中はカ バーされているはずでしたが繋がらないことが多かったので、オフラインの地図をダウンロードしておくと安心かと思います。

その他感想、コメントなどありましたらお気軽にお聞かせください!

本当に行ってよかったです。GO AND SEEの上田さんは要所要所でさっと助けてくださってとても頼りに なりました。行きにトランジットの飛行機がキャンセルになって初めてのカナダで途方に暮れていたと き、スマホがSIMを差し替えるだけですぐに使え、上田さんからも連絡が入っていたので本当に心強かっ たです。ありがとうございました。


初めは英語面や体力面でも心配ということで相談をされていたYukaさん。英語面では担当者とのインタビューで思っていたほど英語がうまく出てこないと感じられたり、体力面では1ヶ月間自然の中を歩いていくボランティア活動に心配もあったりと、誰が感じてもおかしくない不安を持たれていましたが、「どうしてもこのボランティアに参加したい」という強い想いが相談の際にひしひしと伝わってきました。そんな、情熱に満ち前向きなYukaさんご自身が心から納得のいく経験をされるまでの道のりをわずかながらもサポートできてとても嬉しかったです!

海外で英語を学びたい、英語を使いながらボランティア活動をしてみたいという気持ちの方も、質問や相談があればお気軽にご連絡ください。一緒に自分に一番合った留学を考えていきましょう。

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