留学やワーキングホリデーなどを検討中の方で、カナダとニュージーランドで迷われている方、ビザの条件でやりたいことが制限されて悩んでいる方、二つの国ではできることに多少の違いがあります。期間や条件などで自分の留学やワーキングホリデーのプランにどれが合うのか、迷われている方は以下を参考にしてみてください。
カナダとニュージーランドのビザの違い
カナダ | ニュージーランド | |
---|---|---|
観光(ビザなし) | 6ヶ月まで滞在&学校通学可 要eTA(2016年11月以降) 就労不可 | 3ヶ月まで滞在&学校通学可 要eTA(2019年10月以降) 就労不可 |
学生ビザ | 6ヶ月以上の就学の場合に必要 学校期間+数か月間の滞在が可能 語学学校の場合は就労不可 | 3ヶ月以上の就学の場合に必要 学校期間+1ヶ月間~数か月の滞在が可能 語学学校の場合も就労可(14週間以上、限られた学校のみ) |
ワーキングホリデー | 1年間滞在可 18歳~30歳までに申請 1年以内に入国 現地申請可 オンライン申請と指紋認証 | 1年間滞在可 18歳~30歳までに申請 1年以内に入国 現地申請可 オンライン申請とレントゲン検査 |
Co-op(コープ) | 通学&就労可 特定のプログラム参加の場合のみ | なし |
自分にはどの方法が合うの?
いろいろ条件は見てみたけど、まだ自分はどの方法で渡航したら良いかはっきりしないという方は以下にいくつかタイプ別に留学を分けて考えてみますので参考にしてみてください。
1.学校期間:3ヶ月未満(カナダ、ニュージーランドともにビザなし)
もし学生ビザを必要としない短期留学の場合、カナダもニュージーランドもそれほど差はありません。入学手続き等にかかる時間も変わらず、eTA取得もすぐにできるため、渡航先でできること、プログラムなどで検討されると良いです。
2.学校期間3ヶ月以上~6ヶ月未満(カナダビザなし、ニュージーランド学生ビザ)
カナダの場合観光(ビザ申請なし)で学校の通学、そして現地の滞在も6ヶ月まで可能です。ニュージーランドの場合、3ヶ月を超える就学には学生ビザの申請が必要になります。ビザの申請には準備が必要になりますので、手続きや準備の早さ、簡単さではカナダにメリットがあります。この留学期間の間に仕事をしたいという場合はニュージーランドは語学学校でも14週間以上通われる場合は学生ビザで就労が可能になります。
3.学校期間:6ヶ月以上(カナダ、ニュージーランドともに学生ビザ)
どちらの国でも学生ビザが必要になります。もし語学学校のみの留学を検討されている場合、またその間仕事もしたいという場合にはニュージーランドにメリットがあります。カナダも専門学校やカレッジ、大学などのコースを受講する場合は就労が可能になるものがあるので、プログラムによってはカナダも選択肢となります。
4.渡航まで時間があまりない
渡航まで時間がない場合、まず一番早く出発できるのはビザの申請がない観光になります。カナダであれば6ヶ月、ニュージーランドであれば3ヶ月まで滞在&就学が可能になります。
5.学校卒業後に仕事をしていきたい(ワーキングホリデー)
学生ビザは基本的には学校の通学期間分+猶予期間の滞在が認められます。そのため学校卒業後にもいろいろと行動をしていきたい、仕事をしていきたいという場合はワーキングホリデーが選択肢になります。カナダのワーキングホリデーは時期によってはその年のビザ発給数が定員に達してしまうので、ワーキングホリデーでカナダに渡航を検討中の場合は早めの申請をお勧めします。どちらの国も1年間滞在可能、一生に一度のみ使用できます。
またもう少し本格的に勉強と仕事の両方をしていきたい場合、ワーキングホリデーですとどうしても英語力が十分に伸びる前に学校が卒業となったり、予算が少ないために早く仕事を見つけないといけなくなったりして、その後の仕事も日本食レストランなどになるケースが非常に多いです。もっと英語の面でも仕事の面でもレベルアップを目指される場合はカナダのCo-op(コープ)プログラムは専門的なコースとインターンシップが組み合わさったものになるので、予算が可能な方にはお勧めです。
6.1年以上長期の留学(カナダ、ニュージーランドともに学生ビザ)
どちらの国にもさまざまな種類の専門学校やカレッジ(ポリテクニック)、大学があり、やりたい分野を探していくにはどちらも選択肢は十分にあります。学校についてどこから見ていったら良いかなどわからないことも多いと思うので、そのような場合にはお気軽にご連絡ください。