カナダの日(英語:Canada Day、フランス語:Fête du Canada)は、カナダ連邦を祝う法定休日です。元々は「ドミニオンの日」と呼ばれていたこの祝日は、ニューブランズウィック、ノバスコシア、カナダ州(オンタリオ州とケベック州)の3つの北米のイギリス植民地が統一されたことを記念しています。カナダは元は1867年7月1日に、イギリスの北米法(British North America Act、現在のConstitution Act)でカナダ(Dominion of Canada)を形成し、カナダはイギリス植民地の中の自治領となりました。この日カナダの初代首相ジョン・A・マクドナルド(John A. Macdonald)が誕生しています。1879年から7月1日は連合記念日(Anniversary of Confederation)として、その後ドミニオン・デー(Dominion Day)、そして1982年カナダは完全に独立し、1983年以降7月1日はカナダ・デー(Canada Day)として毎年7月1日は祝日として祝われています。今年(2020年)は新型コロナウィルスの影響でほとんどのイベントが中止を発表していますが、オンラインで行うものもあるので今年のカナダ・デーがどんなものなのかt楽しみなところです。通常であれば花火やコンサート、パレードなども見ることができます。また服もカナダ色の赤を着たり、顔にカナダの国旗のフェイスペイントやシールを張る人も多くみられます。
なんとバーチャル花火が見られます!
カナダ政府のウェブサイトによるとAR(Augmented Reality:拡張現実)を駆使したバーチャル花火を実現するようです。カナダ政府によると現地時間午後10時に、夜空にスマートフォンやタブレットを掲げることで、実際の花火と同じ視覚とサウンドが楽しめる3D花火が見られるとのこと。カナダのやることなのでクオリティなど少し怪しいのですが…でもテクノロジーは最先端を行くときもたまにあるので、楽しみです。
バーチャル(オンライン)カナダ・デー
その他にもカナダ政府が発表しているものがありますのでここで紹介します。
参考ページ:https://www.canada.ca/en/canadian-heritage/campaigns/canada-day.html
Canada Day Daytime Show
昼間の番組「Canada Day Across the Country」では、お祝いのバーチャルツアーを楽しむことができます。サドベリー(Sudbury)、モントリオール(Montreal)、ケベック(Quebec)、モンクトン(Moncton)、ウィニペグ(Winnipeg)、イエローナイフ(Yellowknife)、カルガリー(Calgary)のアーティストたちを見ていきながら、カナダの文化的多様性、スポーツの素晴らしさ、先住民族の文化と言語、そして第一線で働く人々の強さを称える時間となるようです。
国歌「オー・カナダ(O Canada)」の40周年を記念して、多くのサプライズが待っているようです。
時間帯:東部時間午後1時~2時(バンクーバー時間で午前10時~11時、日本時間で深夜2時~3時)
Canada Day Evening Show
イブニングショー「Canada Day Together」は、毎年恒例のカナダの象徴的な祭典の少しユニークなバージョンのようです。ハリファックス(Halifax)、トロント(Toronto)、バンクーバー(Vancouver)での公演を含め、各地のパフォーマーたちがオリジナルの芸術的なコラボレーションを披露するとのことで、最後には過去の最高のカナダデー花火のモンタージュで締めくくられるようです。
時間帯:東部時間午後8時~10時(バンクーバー時間で午後5時~7時、日本時間で午前9時~11時)
カナダ・デーお祝いキット!
またバーチャルで楽しむイベントの他、「Canada Day Celebration Kit」なるものもあるようです。子どもたちが楽しむことができるものがたくさんあり、カナダの子どもに優しい国らしさが出ています。